2025/01/17 22:50

ルワンダの新豆が入荷しました。

【ルワンダ ニャマシェケ カンズCWS】

Kanzu Coffee Washing Station(以下CWS)は 、ルワンダ西部州 ニャマシェケ地区に位置し、キブ胡の豊富な水資源の恩恵を受けることができるウォッシングステーションです。


ウォッシングステーションの周りには、コーヒーのみならず、バナナやサトウキビなども栽培されています。
土壌は火山灰が堆積したミネラルが豊富に含まれた水はけのよい土壌で、1800mを超える標高の高さに由来する気温、良質なウォッシュトコーヒーに必要な水を供給するキブ胡の立地などが複数重なることで、特に良質なコーヒーの栽培が可能な地域であり、Kanzu以外にもいくつかのウォッシングステーションが建設されています。

こりおり舎では中煎りでご用意しています。

溢れるジューシー感はケニアの豆にも匹敵します。
柑橘、特にみかんやグレープフルーツを彷彿とさせる爽やかなフレーバーをお楽しみください。

[豆販売価格]
・100g :  800円
・200g :  1,500円

※オンライン、もしくは事前予約での店頭販売のみ

[生産プロフィール]
■生産地:ルワンダ 西部州ニャマシェケ地区
■生産者:カンズコーヒーウォッシングステーション近隣の農家さん
■標高:1800〜1900m
■品種:レッドブルボン
■精製方法:ウォッシュド

[生産過程]
CWS 周辺 農家の人々は朝 7 時~ 15 時までの間にピッキングを行います。
彼らは収穫したチェリーの多くを その日のうちにCWS へ 持ち込みます 。
距離の遠い生産者は、約 1 時間程かけてチェリーを運んできます 。
※各生産者は収穫後、未完熟や虫食い等好ましくないチェリーを取り除き、選別してから CWS へ持ち込みます。
さらにCWS の品質管理者が持ち込まれたチェリーを注意深くチェックし、重量計測、チェリーの質(熟度、均一性、大きさ)を評価し、よりよいチェリーにはプレミアムの金額を載せて、生産者へ支払いを行います。

搬入された後すぐに水による比重選別を行い、ディスク型のパルパー( McKinnon disk )によって パルプを除去します 。
チェリーの自然発酵で意図しない発酵臭がでないように、パルピングは収穫後 8 時間以内に行うようルールが設けられています。

12~15 時間の乾式発酵工程が行われ、その後パーチメントからミューシレージを取り除くために水で洗います。
それからさらに約 18~20 時間 の浸水式発酵工程を行います。

この時に出る排水は、いったん別の水路を通り、微生物分解槽へ流され、排水を処理されます。
ルワンダは激しい内戦後に世界の公的組織などから経済復興プロジェクトが立ち上げられ、コーヒーセクターには比較的新しいインフラ設備が配置されたため、このような排水施設を持つウォッシングステーションが多くなっています。

工程を終えたパーチメントは、水路を通り、水に浮く比重の軽いチェリーを除去し、比重重く沈むチェリーは別のラインへ流します。

上記工程で比重選別されたパーチメントは屋根付きのハンドピッキングエリアに薄く広げ、さらにディフェクトとなるようなや違う色をしたパーチメントを手作業で取り除きます。

アフリカンベッドの上へパーチメントを広げ、約 12~14 日間 、水分値が均一に 約12% に下がるまで、手で攪拌しながら天日乾燥を行います。